HGUC1/144 ガンダムMk-Ⅲ ヴァースキ機(全塗装完成品)

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ヴァースキ隊カラーのHGUCガンダムマークⅢ

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※撮影のためアクションベース使用

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ヴァースキ隊の黒ヘビエンブレムも勿論使用

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2つめのライフルはレンズ部をクリアー化

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ヴァースキの伏線から海ヘビまでも追加です

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メッキビーズノズル&ピン打ちリベット工作

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大きいサーベルにはイエロー版も×1追加

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標準サーベルはシールドにあります

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足の裏やバーニア内径がみえる画像

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出品内容一式です

製品: バンダイ HGUCシリーズ
サイズ: 1/144スケール
使用頻度:2024.05/08完成
備考:プレミアムバンダイ限定キット。武装に海ヘビも追加

マークスリーです。 純正のカラーリングはほぼ全身グレーで彩りに欠けますもので、マークツーの「ジョニーライデンの帰還」ネタにあやかってヴァースキ隊カラーに仕上げました。
劇中こんな機体が登場するわけではないですが最終決戦前の機体受領(18巻)のタイミングで用意される別案だった ~ しかし武装の充実面を鑑みて採用を見送られた  的な読者兼モデラーによる空想・深読みの産物であります。 連邦軍は現存するガンダムタイプを保管しているという噂を劇中のゴップの発言からも裏付けられているので、この機体が秘匿されているという考察も否定しきれないのではないかな、と。
ガンダムテルティウムとの共通部があるため、おなじ問題点となっている合わせ目形状のごまかしラインなど不要部を除去するお約束処理をおこなったほか、ヴァースキカラーでのビームサーベルをひとつ追加。 自作水転写デカール使用にはもちろんヴァースキ隊の黒ヘビエンブレムを導入したほかブランリヴァル搭載艦コード、機体形式表記などを盛り込んであります。

キット構成への工作点
頭部のラインモールド類を彫り直し。 スミ入れ塗料を定着させやすくするための常套工作。 このキットの場合頭頂メインカメラのトサカ形状が別パーツ化されていて形状良好なので耳まわりのラインのほうを彫りつけ。また目の両サイドから耳へと水平に新規分割線を追加しています。
額のV字アンテナを鋭利化。ぜい肉フラッグを切り落とし、前面側を削り出す要領で加工。 先端はゼータプラスのように尖っていない多角形型なので、形状を先細りになるようにかたちをつけました。
肩の外装アーマー側面にパネル造形のパーツを追加。コトブキヤMSGのハッチパネル(ランナーP-134)の四角いものを使用。
上腕~前腕部にかけての合わせ目形状のごまかしラインを完全に埋め立て処理。 上腕部にはノーマル造形でも前後面に縦の彫りがモールドされていますが、合わせ目のある側面にも周囲の造形までをも貫いてしまっている縦ミゾがあります。 バンダイが気をきかせた 「合わせ目を接着・ペーパー作業で処理」~をできないビギナーのための救済造形のようですが、あまりに露骨なのでポリパテ等の充填剤を用いて消しました。
ヒジ装甲先端にパネル造形追加。コトブキヤMSGの角モールド2(ランナーP125)から使用。
腰フロントアーマーにスジ彫りによる造形追加。可動装甲の上部にあたる起伏のある部分を輪郭彫りし、下部にある開口部まわりには新規のラインを彫っています。具体的にはフロントアーマー装甲面を ホワイト/ブルー で区切っているラインです。
ランドセルの可動部(ブラック部)に斜線入りパネル造形のパーツを追加。コトブキヤMSGの角モールド(ランナーP-124)の正方形タイプから使用。
ビームライフルB のターゲットレンズ部をHアイズ使用によりクリアーレンズ化。 この銃口が短い角ばった銃身のライフルは側面に光学センサーらしきものがついており、そのレンズ部をドリル開口し1.8mm径のHアイズを装着してあります。成形色クリアーグリーンのものを蛍光イエローグリーンに塗装した発色です。
ビームサーベル(大)のビーム刀身にクリアーイエローのものを×1追加。 背中のビームキャノンをサーベルとして持つ際に装着するビーム部は製品のランナー成型色では定番のクリアーピンクですが、機体色をヤザン色にしましたのでハンブラビ同様のイエローのものを持たせられるようにひとつ追加してあります。 造形はキット付属のものとまったく同じもの。パーツとしてはHGUC1/144メッサー等に付属する大型のものです。
武装に海ヘビを追加。「ジョニーライデンの帰還」劇中でヴァースキが奥の手として使用する捕縛・電磁攻撃武装で最終決戦でシャアのトラバーシア相手にも最大の見せ場として使用した武器(どっから出したんだか)。 この作例での材質はレジンキャスト製でバンダイ製キットからのパーツ複製品。ワイヤー展開状態で作成しました。 本来はハンブラビのか細い手で保持する太さなので他のキットで持たせようとしても細すぎてスカスカ。ワイヤーにかたちをつけてポーズ演出しても手の内側で回ってしまい垂れさがってしまいますので、保持部分にマスキングテープをグルグル巻きつけて太らせて持たせています(巻き付けたテープは手首が握った内側なので外側からは見えない)。 安易な手法ですがパーツ塗装面も傷つけませんし後から誰でもこの要領で作り直せます(別にマスキングテープである必要もないので)。 ワイヤー部は製品仕様の場合リード線(ブラック)再現ですが、アニメのヤザン機をはじめ諸々の劇中描写から見てもリード線ではあまりにも太すぎてまるでムチに見えてしまうので、形状をつけられるメタルグリーン色の細い針金を使用しています。 太さは0.6mmでリード線の半分以下。ビニールコートされた曲がる金属線である点はおなじものです。しなやかにかたちをつけていくにはペンや筒などの円筒状のものに強く巻きつけてやるとカッコよくきまります。

 また、私のこれまでの出品作例にもあるようにメッキビーズ使用による細部ノズル追加工作とステンレス針を打ち込んでのピン打ちリベット追加工作もおこないました(彩り追加の工作)。

全体の基本的な製作は 各部接着を経ての合わせ目処理&パーティングライン処理・サーフェーサー・ガイアカラーによる塗装(つや消しコート含む)。 ガンプラを完成製作させるスタンダードな工程でおこなっています。 スミ入れはタミヤのエナメル塗料流し込み。色はグレーまたはブラウン系を使用しています。 スミ入れ塗料が定着しにくい形状の部分などには0.05mmマーカーでのふき取り手法も使用しています。

塗装パターンは単行本掲載のマークツーのカラー画を参考。
ブルー部  頭部、四肢の外装
ダークブルー部  胸部中央から腰までの胴体部、足首
ホワイト部  V字アンテナ、上腕部、フレーム類
グリーン部  ノズルまわり
ピンク    カメラアイ系統
  というヤザンのハンブラビカラーのパターン。 ランナー純正パーツ色とは胸部やスネまわりの配色の境界が異なるので、色をパーツ単位で変更するだけでは再現には足りませんのでひたすらにマスキング塗装を多用。
銃器類は機関部・銃身・外装とでツートーン化するなど配色細分化。銃口をホワイト化してあるのはカトキメカっぽく見せたい私の趣味。
足裏のツメ部はスターブライトプラスでゴールド仕上げ。
フレームや関節類の塗装にはグレーではなく調色したガンメタルを使用。純色シアンを混ぜてのブルー寄りのガンメタル。 これらメタル系は外装部と違いクリアー表現です。

以下、カラーガイド(※比率の%は曖昧な感覚的数値です)
ブルー(明)  風蒼(かぜあお)100%  ハイライト面にホワイトを足して明るくしたものを使用
ブルー(暗)  ウルトラブルー80% ブラック20% シャドー部にはブラックで暗くしたものを使用
ホワイト部  ホワイト90%  ミディアムブルー10%  シャドー部にはミディアムブルーでさらに暗くしたものを使用
グリーン部  メカトロウィーゴカラーれもん80% エメラルドグリーン20%
レッド部  スカーレット60% ブライトレッド35% ホワイト5%
イエロー部(胸のカメラ部)  メカトロウィーゴカラーれもん100% 
ブラック部   ブラック70%  ホワイト30%    
関節などのガンメタル部  シルバー60%  純色シアン20%  ブラック20%
ゴールド部  スターブライトプラス100%
ビームサーベル  
   ピンク版: 発生部 ホワイト100%→全体 蛍光ピンク100%→先端 蛍光ブルーを混ぜて暗く のグラデーションパターン
 イエロー版: 発生部 ホワイト100%→全体 蛍光イエロー100%→先端 蛍光ピンクを混ぜてオレンジ寄りに  のグラデーションパターン

細部に使用した市販品デカールは主にハイキューパーツ製。RBコーションデカールを主体に使用。 ブルーやブラック等の濃い発色がほとんどなのでホワイトの書体を多用しています。
外装表面の各部にある幾何学模様(ホワイト)はGMラインデカール
そのほか一部でクラウドデカールやベルテクスデカールも導入して細部表記に使用してあります。

自作品の水転写デカールも数種を使用。  クリアデカールにレーザープリンターで印刷したもので水ににじむ心配なく使用できるものです。 定着にはかなり強めな軟化剤(10秒もつけるとデカールが溶解するスーパーハードタイプ)を使用。  
1. 地球連邦軍「E.F.S.F」(ブラック)表記。  汎用性がこのうえなく高いので独自にテキストからデータを描きだして加工・編集し自作したもの。 使用箇所は 右肩前面/背面バインダーの外側面
2.ヴァースキ隊の部隊章「黒ヘビ」エンブレム。「ジョニーライデンの帰還」劇中に登場する機体に使用されているもので作品の人気全体の何割かを担っているのではないかというほどに評判の部隊章。 剣に黒いキングコブラが巻き付いているデザインです。 例によって単行本掲載のエンブレム一覧から原画をとり、データ化したうえで発色や細部の粗などを編集したもの。 使用箇所は 左肩前面/腰リアアーマー/背面の左側バインダー/シールド
3.機体形式「MSF-007」(ブラック)。 表記は公式資料から。使用箇所は  胸部左側/足首側面/バインダー側面/シールド
4.ヴァースキ隊の母艦であるペガサス級ブランリヴァルの搭載艦コード表記「BR(BLANC RIVALL)」。 表記は公式資料から抜粋。ネェルアーガマやラーカイラム等の市販品デカールになぞらえたかたちにデザインしたものです。 使用箇所は腰フロントアーマー右側/腰リアアーマー/右脚スネ側面/右側バインダー/シールド
5.機体名称「GUNDAM Mk-Ⅲ」。 ロゴデザイン調の創作表記。使用箇所は 腰リアアーマー/左脚側面/シールド
6.大腿部の細部表記(ブラック)。 私のデカール使用パターンではお約束になっている、左右いずれかの大腿部前面に使用する文字密度の高いデカール部を、完全に新規で描き起こしたもの。使用箇所は左右の大腿部前面。
7.関節可動部警告表記BEWARE・CAUTION、ヒジの先端打突部警告表記  など諸々のお約束デザイン(歴代の自作デカールの累計)。 製品版には無いデザインやカラーを使うため、前述したエンブレムのようなシンボル的なものだけでなく関節まわりの目立たせる警告表記などに多用しています。

機体各所にビーズ工作及びピン打ちによるメタル調細部ディテール工作もしてあります。色はゴールドメッキとシルバーメッキ。サイズは1.5mmと2mm。  装着する箇所の配色別でゴールドとシルバーの使用選択をおこなっています。
ピン打ちリベット工作に使用しているのは有頭5号針(針の軸側0.6mm)です。針の太さとドリル開口穴のサイズをあわせ、接着なしにスナップフィットさせて固定しています

機体本体以外の付属品は
ビームライフルA  銃口先端がとても細い銃器。エネルギーCAP&エネパックカートリッジを併用したもので一度の射撃に全エネルギーを使用する等の使い方が可能~という設定も。 プロトタイプゼータガンダムとおなじものを装備している という伏線。
ビームライフルB  銃口露出部が短く銃身が四角い角ばったモデル。右側に光学センサーを有線式で装着されています
ビームサーベル×2  グリップはシールド表面についている×2を使用。 シールド装着状態のまま発生させる等の使い方もするようです。
ビームサーベル(大)×2  背面ランドセルから突き出しているビームキャノンの砲身をグリップとして抜刀するダブルゼータガンダムのような武器。 サーベルのビーム部はノーマルのものより長大な形状。 このビーム部には成型色クリアーイエローのものを×1追加してあります。
海ヘビ(追加品)   レジンキャスト製。ワイヤー射出状態で作ってあります
手首バリエーションは純正手首   武器持ち手兼握り拳(左右)/平手兼大型ビームサーベル持ち手(左右)   全合計4つになります
ビームライフルの予備エネルギーパック×2  シールド裏に装着。各ライフルにもひとつずつ装着してあるのでキット全体では×4あります
ホイルシール(未使用)
組立説明書  

以上です。
マークスリーはビルドダイバーズリライズに登場するテルティウムの原型機にあたるモビルスーツでもありますが、それゆえ共通部品などのランナー構成をみるとガンプラとしての観点ではテルティウムのほうがメイン、このマークスリーのほうが派生機体になってしまいますね。 アニメで映像化され活躍しているかどうかが店頭製品化の優先性に比例・反映されるわけでこのHGUC版マークスリーが店頭販売されないのも当然ということでしょうか。
私も初版キットでこれ一体しか購入していませんでしたが、増産されたことがまだ一度もないので二本目の矢を放てる見込みは当面ございません。純正カラーのマークスリーを作った経験が未だになにひとつないのが心残りですがとりあえず出品いたします。
ヴァースキ隊への愛情がとまらないというファンの方々にこそどうぞ

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